本人さんの価値観・生活スタイルにあう治療法を提案しています
受診当日に超音波検査・マンモグラフィを行い、必要な方には針生検まで当日におこなって、できるだけ早く診断結果をお伝えするようにしています。良性腫瘍の場合は、局所麻酔・日帰り手術をおこなっています。
乳がんに対しては、乳房温存手術・乳輪乳頭温存乳房切除術やセンチネルリンパ節生検(腋窩リンパ節郭清の省略)など、機能・形態を温存する縮小手術を積極的におこなっています。また、形成外科と連携して同時乳房再建手術もおこなっています。
乳がんは40~60歳台の女性に多く、他のがんに比べると若い方に発生しやすいという特徴があります。しかし、早期に発見して治療をすれば治る方が多いというのも乳がんの特徴です。定期的な検診と自己検診をしてください。もし、乳がんと診断されても、悲観的になる必要はありません。正しい情報を得て、あなたに合った治療法を選択してください。そのための診療チームが当院にあります。
- 日本乳癌学会認定施設
- 乳房再建用インプラント実施施設(一次一期再建、一次二期再建、二次再建)
- 乳房再建用エキスパンダー実施施設(一次再建、二次再建)
- マンモグラフィ検診施設・画像認定施設
当院の乳腺外科治療チーム体制
当院には形成外科・放射線治療センター・外来化学療法センターがあり、それぞれの専門医師・薬剤師・看護師と連携することで、標準的な治療はすべて院内で迅速におこなえます。
マンモグラフィ撮影・乳腺超音波検査は女性の放射線技師・臨床検査技師がおこないます。
夜間帯や土曜日に外来診療はおこなっていません(予約検査は土曜日も可能)が、これらの時間に診療している近隣の開業医と連携して治療することもできます。乳がん地域連携クリニカルパスもおこなっています。
治療だけでなく、病気になることで生じる種々の問題の解決のため、支援部門(※1)も整備しています。
※1 がん相談支援センター(AIF総合相談支援センター内)、がんサロン「ひまわりの会」、緩和ケアチームなど。