形成外科では、体表のけがや腫瘍、きずあと、顔の骨折などを扱います。よりきれいな傷あと、正常に近づけることが、引いては機能面においてもよい結果をもたらします。創傷(きず)のスペシャリストとして、知識と外科的な手技を駆使して、スムーズな治癒、かつ目立たない傷あとにし、それによって患者さんの肉体面のみならず、心理的な負担も軽くすることでより良い生活をおくっていただけることを目指します。
また形成外科で扱う疾患は様々な領域にまたがっており、疾患によっては関連する科と連携して治療にあたる必要があり、各科と協力しながら治療を行っていきます。
主な疾患
けが
体の表面のけがややけど、また顔の骨折などがあります。なるべく傷あとが目立ちにくくなるよう、かつ早期に治るように工夫しながら治療にあたります。手術が必要なものもあれば、軟膏などで早期に治るものなど様々です。わからなければまずは受診してください。
できもの(腫瘍)
良性、悪性を含め、色々なできものが皮膚や皮膚の下にできます。傷あとが目立ちにくいよう、また悪性であれば早期に大きめに切除し、切除した部分をご自分のほかの部分を利用しておおいます。また腫瘍の切除による欠損や変形に対して再建を行います。代表的なものとしては乳がんの手術に対する再建があり、インプラントやご自分の筋肉や脂肪組織などによる再建も行っています。
潰瘍
治りにくくずっとただれているきずができることがあります。床ずれ(褥瘡)や足の潰瘍などが代表的なものです。これに対し、まずは原因を調べ、きずの治療と並行して治していくことが必要になります。もし気になることがあれば、一度受診されて担当医に相談されることをお勧めします。
眼瞼下垂
まぶたの中の眼瞼挙筋という筋肉の異常があったり、筋肉を動かす神経の病気など、何らかの原因でまぶたが垂れ下がってきて、視野が狭くなり見えにくくなる状態があります。これらをひっくるめて大まかに眼瞼下垂症といいます。先天的な場合、弱視などの視力の問題を生じることがあります。また時に目の痛みや頭痛、肩凝りなどが出てくることもあります。
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