放射線室
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マンモグラフィ検査(乳房撮影用X線診断)とは
乳房X線撮影は、視診・触診では発見・診断しにくい 微小な乳がんを始め、微細石灰化などの乳腺疾患を早期に捉えることができます。
マンモグラフィの特徴
触診で触れることのできない乳がんの初期症状である石灰化の描出に優れています。
撮影方法
圧迫板と呼ばれる透明の板で片方ずつ乳房を固定して撮影します。
撮影時の痛み
人によって乳房の発達や感じ方など異なりますが、多少の痛みは伴います。なるべく腕や肩の力を抜くと痛みが和らぎます。
マンモグラフィ施設認定
2020年10月より府中病院にて『マンモグラフィ検診施設画像認定』を取得し、泉大津急性期メディカルセンターへ引き継がれました。この認定は、NPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会が定めている厳しい基準を満たしていなければ取得することができません。いわば、高精度のマンモグラフィ画像を提供できる施設であるという証明になります。
検診画像はもちろん、精密検査画像の撮影のために日々画像管理や装置の日常点検を行っており画像の質を保つため、3年毎に認定を更新し継続的に画像・線量評価を行っています。
また、当院のマンモグラフィ検査はすべて女性の技師が撮影させていただいていますので安心して検査を受けることができます。
検査方法
マンモグラフィ検査は乳房を片方ずつ圧迫板ではさんで撮影を行います。挟む方向を変えて何度か撮影を行います。
精密検査は、基本的に乳房を横にはさむMLO撮影と乳房を上下からはさむCC撮影の2種類の撮影(計4枚)を行っています。また、MLO撮影とCC撮影の2種類(計4枚)に追加で何枚か撮影を行うことがあります。
検診の場合は、乳房を横にはさむMLO撮影と乳房を上下からはさむCC撮影の2方向(計4枚)のコース、乳房を横にはさむMLO撮影の1方向(計2枚)のコースがあります。
※注意点
豊胸手術を受けている方や前胸部に医療機器が入っている方(ペースメーカー・V-Pシャント・CVポートなど)や妊娠されている方は、撮影を行えない可能性がありますので担当者に申し出てください。
検診・精密検査の流れ
マンモグラフィ検査の流れ(検診と精密検査について)
入室
本人確認のためにお名前と生年月日を確認します。
着替え
直接乳房をはさみむので上半身の衣服をすべて脱いでいただきます。
またネックレスやイヤリング、メガネ、湿布(上半身に貼っていいたら)などは外してください。
撮影
乳房を横にはさむMLO撮影と乳房を上下からはさむCC撮影の2種類の撮影(計4枚)を行うのが基本です。
精密検査の場合は、上記の2種類の撮影に加え、追加撮影を行うこともあります。
撮影は下図の様な流れで行います。圧迫されている時間は数十秒ほどで、検査時間は約15分程度で終了いたします。
撮影の流れ
退出
撮影が終わりましたら着替えて終了です。