放射線治療センター
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放射線治療について
放射線治療の目的にはがんを治す根治照射、がんの痛みを取る緩和照射、がんの再発を抑える予防照射などがあります。下記の頭から下肢まで身体中ほぼすべての腫瘍であるといえます。
泉大津急性期メディカルセンターからは「高精度放射線治療」を実施しております。紹介は院外からも広く受け付けております。
小線源治療などの特殊な放射線治療が必要な場合は、近畿大学病院と連携を取り対応しております。
70歳代 女性
中枢神経(脳)原発の悪性リンパ腫に対する放射線治療
脳の両側に見られた腫瘍(図1:白い部位)に対し、1回1.8Gyを20回 合計36Gyを照射し、照射後2ヵ月半のMRIで、腫瘍の著名な縮小が認められた(図2)。
70歳代 女性
多発性骨髄腫に対する放射線治療(緩和照射)
顔の左側のあった腫瘤(図1)に対し、1回3Gy(グレイ)を10回 合計30Gyを照射したところ、照射後2ヵ月半のCTで腫瘍はほぼ消失した(図2)。
40歳代 女性
子宮頸癌stage ⅢB(扁平上皮癌)(図1)に対し、1回1.8Gyで全骨盤照射を行った。27Gy/15回の時点で、MRI上著名な縮小が見られた(図2)。外照射を25回 合計45Gyまで行い、その後他院で腔内照射25Gy/5回併用した。その結果、照射後1年6ヵ月の時点で腫瘍は完全消失し局所制御されている。