血液疾患センター
主な治療悪性リンパ腫一覧に戻る
病型、年齢などにより同種骨髄移植や末梢血幹細胞移植、臍帯血移植などをおこないます。
悪性リンパ腫の症状
- 首やわきの下、足の付け根などのリンパ節の腫れ(多くの場合痛みはありません)
- 発熱
- 体重減少(半年で10%以上の低下)
- 寝汗
など
悪性リンパ腫の原因
特殊な場合を除いて、原因不明です。
特殊な場合とは、成人T細胞性白血病リンパ腫のウイルス感染、胃MALTリンパ腫のヘリコバクタピロリ菌感染などです。
悪性リンパ腫の検査
- 診察でリンパ節の腫れや症状を確認します。
- 血液検査で血液細胞や臓器に異常がないか確認します。
- 診断のためにリンパ節生検をして、腫れているリンパ節の組織を手術で採取し顕微鏡で確認します。
- リンパ節の細胞の細胞表面マーカーや染色体、遺伝子検査などをおこないます。
- 病期の広がり具合を調べるため、CT・MRI・PET・超音波検査などの画像検査をおこないます。
- 骨髄にリンパ腫細胞が広がっていないか骨髄検査をおこなって調べます。
悪性リンパ腫の治療
悪性リンパ腫のタイプ、病期(広がり具合)、患者さんの状態などにより治療方法が決定されます。
ゆっくり進むタイプ、急速に進むタイプ、その中間的なタイプなど病勢に応じて治療方法が決まります。
薬物療法-化学療法(抗がん剤)
リツキシマブという抗がん剤が使用されます。
当院では初回治療は入院でおこない、外来での化学療法が可能な場合は、外来通院で化学療法をおこないます。
放射線治療
限局した病変に対しておこなわれます。
リンパ腫病変に放射線を照射します。週に5回、照射を繰り返します。
リニアック可能な場合は外来通院でおこないます。
※放射線治療で効果が期待できない場合などに、造血幹細胞移植をおこないます