堺市にあるベルランド総合病院 泌尿器科は、昭和61年より大阪市立大学医学部泌尿器科と連携をとりながら診療を行っており、現在、常勤医5名と非常勤医2名が勤務しています。常勤医5名のうち日本泌尿器科学会認定専門医が3名で3名とも指導医です。
外来診療は月曜日から土曜日までの午前中に2診制で行っています。
手術日は月・水・金・土で年間約500件の手術を行っています。
悪性疾患に対しては、診療ガイドラインに基づきながらも個々の患者さんにとって最適な治療を提供できるように努力しています。以前より手術の低侵襲化を目指して、多くの手術を腹腔鏡下に行ってきましたが、手術支援ロボット導入に伴い、2019年8月から前立腺癌に対して、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全術を行っています。また2021年1月から腎癌に対してロボット支援腎部分切除を、膀胱癌に対する膀胱全摘に対してもロボット支援膀胱全摘除術を行っています。2022年からは腎癌に対しての根治的腎摘除術、腎盂尿管癌に対しての腎尿管全摘除術もロボット支援手術を行っています。ロボット支援手術は年間100件以上行っています。
泌尿器科がんにおける薬物療法は進歩が目覚ましく、日々治療法が変わり、生存率の向上が認められています。当院では腎癌、前立腺癌、膀胱癌いずれの薬物療法にも精通しており、先進的かつ標準的治療を提供しています。
良性疾患に対しては、やみくもに手術のみを勧めるのではなく、患者さんのQOL(quality of life:生活の質)向上を第一に考えて診療しています。特に前立腺肥大症に対しての低侵襲手術(ウロリフト)も積極的に行っています。