緩和ケアとは
がんによる身体と心の苦痛を和らげ、患者さんの社会生活、またご家族も含めた支援を行うことで患者さんとご家族が自分らしい生活を送れるようにするための医療とケアのことをいいます。
緩和ケアは、がんと診断されたときから受けることができます。
がんになると、痛み、倦怠感、食欲低下、吐き気、息苦しさなど、様々なつらい症状があらわれることがあります。また、こうした症状があることで、落ち込み、イライラ、眠れないなど、心のつらさが起こることもあります。 仕事のことなど社会的・経済的なご心配もあるかと思います。これらのつらさは、一つひとつが別々に存在しているのではなく、それぞれが関連していることが特徴です。
緩和ケアは、がん治療の初期段階から一緒に受ける医療とケアのことです。それぞれの患者さんの状態にあった方法で、様々なつらさを取り除いていきます。医療以外の問題についても、主治医、看護師、各専門職種で協力して問題解決にあたります。