泌尿器科
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4)腎盂、尿管癌
基本的には膀胱癌と同様の組織(尿路上皮)で成り立っているため治療方法は似ています。
1. 転移のない場合
まず第一に病巣を摘除できるかどうか検討します。腎盂外や尿管外に腫瘍が進展している場合は膀胱癌と同様の抗癌剤治療を行いますが、そうでなければ、腎尿管全摘術(腎臓、尿管、膀胱の一部を摘出)を行います。
手術は基本的にはロボット支援腹腔鏡下で行います。手術時間は3-4時間、出血量は200ml程度です。
2.転移がある場合
すでに多臓器に転移がある場合は、根治的な手術は望めないため、薬物療法になります。
シスプラチン、ジェムシタビンを用いた抗癌剤治療を3~4コース行い、治療効果を判定します。効果があれば免疫チェックポイント阻害薬(バベンチオ)による継続治療を行います。
効果が認められなければ、別の免疫チェックポイント阻害薬(キイトルーダ)による治療を行います。
それでも効果がなければ、エンホルツマブベドチンやタキサン系抗癌剤とジェムシタビンを用いた抗癌剤治療を行いますが、予後は依然として厳しいです。