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泌尿器科

光力学診断による膀胱腫瘍切除(5-ALA)

光線力学診断補助下経尿道的膀胱腫瘍切除術

通常の手術では、白い光で照らしながら腫瘍を切除しますが、目で見えない癌が膀胱内に残る場合があります。5-アミノレブリン酸 (アラグリオ) を用いた光線力学診断補助は青色の光を発することで、目で見えない癌を赤色に蛍光発光させ、可視化することが可能になります。この性質を利用し、手術前アラグリオを服用すると、癌細胞が手術中蛍光発光し、視認性が高まり、腫瘍の取り残しも減少します。

治療方法

・手術約3時間前に、アラグリオを経口内服します。
・内服後、2-5時間の間、癌細胞が蛍光発光するので、その間に手術を行います。
・強い光の皮膚曝露を避けるため、内服後48時間は部屋の照明などを遮光して過ごします。


副作用

・悪心、嘔吐
・血圧低下
・光線過敏症
・肝機能異常など

 

隆起性癌
従来の膀胱鏡による観察微小な癌 蛍光膀胱鏡による観察

 

 

従来の膀胱鏡による観察 蛍光膀胱鏡による観察
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