乳腺センター
乳がんの治療乳がんの検査について一覧に戻る
1.視触診について
乳房を診て触って乳房に異常がないかをチェックします。
2.超音波検査(エコー検査)について
体表専用の超音波のプローベを乳房に当てて行う痛みのない検査です。しこりを作るタイプの癌の発見に適しています。
30-40歳代の若い女性の場合、乳腺の実質そのものが厚くしっかりしているため、マンモグラフィーの検査ではしこりが同定できず、 見落とす可能性があることが指摘されています。当院では保険診療の乳がん検診では、より確実なものとするため、マンモグラフィーだけではなく、 超音波検査も必ず施行することにしています。
東芝の最新機種Aplio X-Gが導入され、またこの検査であやしいしこりが指摘されたときは、針生検あるいは穿刺吸引細胞診を行い、 その診断精度をさらに高めています。
3.マンモグラフィーについて
人前で自分の胸を出すということは、いくら検査であっても恥ずかしいことと思われます。 当院ではすべて女性のレントゲン技師がマンモグラフィーの撮影を致しますので、ご安心ください。 マンモグラフィ検診精度管理中央委員会より、当院はマンモグラフィ検診施設として認定を受けております。 医師は検診マンモグラフィー読影認定医の資格、放射線技師は検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師の資格を有しています。
4.穿刺吸引細胞診について
手で触れる乳房のしこりに注射器の細い針を刺し、注射器の内筒を1、2回引いて吸引して、細胞を取ります。 超音波(エコー)でしこりの位置などを確認しながら行うこともあります。 採取した細胞をガラスの板(スライドガラス)に吹き付け、染色して、がん細胞があるかどうかを顕微鏡で見ます。 麻酔の時の注射と同じくらい細い針で行うので、この検査では麻酔はしません。
5.針生検について
超音波で腫瘤(しこり)を確認しながら、細胞診より大きな針を用いて組織の採取を行います。 局所麻酔が必要となりますが、施行時間は20分程です。検査結果判明まで1週間ほどかかります。
6.マンモトームについて
マンモトームとは、乳房内にできた病変に約3~4㎜ほどの針を刺し、組織を吸引・採取する針生検器機です。 小さな傷(約4㎜)で確実に病理組織診断が行えます。
7.CT、 MRI、骨シンチ、放射線治療装置について
64列マルチスライスCT GE社製Light speed VCT64
磁気共鳴断層撮影装置SIGNA HDX 1.5T
最新鋭の機械を取り揃えております。