心臓血管外科
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はじめに
術後患者さんを外来で診察する際に二つの嬉しい瞬間があります。
一つ目は「呼吸が楽になった。」「病気に対する不安がなくなった。」など患者さんが手術を受けたことで良かったことを話してくれた時です。
二つ目は「この前どこどこにいったよ。」「孫の運動会を見に行ってきた。」など病気を治すことで日常生活を楽しく過ごされていることを聞いた時です。
だけれど
楽しい話ばかりではありません。
「肩が痛い。」「夜眠れない。」「ドキドキすることがある。」「いつになったら良くなるのか。」など中には様々な症状や不安を訴える患者さんもいます。
何かできないか
そういった患者さんに薬を処方したり診察をおこなったりすることはできますが、ゆっくりお話しを聞くことやつらさに共感することができず、何かできることはないかと考えていました。
他の人はどうか
患者さんの訴えや症状は患者さんが一番共感できるのではないか。日常生活でのつらさや症状の情報共有をすれば不安の軽減や励ましになるのではないかと思い、Heart Letterという形を思いつきました。
日常生活のヒントに
Heart Letterを読むことで症状がとれるわけではないと思いますが、日常生活を少しでも楽しく快適に過ごす一助となれば幸いです。