地域医療支援病院
平成16年より大阪府から「地域医療支援病院」として承認されております。
「地域医療支援病院」とは、地域の医療機関と連携し、地域完結型の医療を担う中核病院としての機能を有する病院のことであり、具体的には以下になります。
- 地域のかかりつけ医から紹介された患者さんに最適な医療を提供し、治療後は逆紹介をする病院
- 地域の医療機関に院内の施設や設備を開放し、共同利用していただける病院
- 救急医療を提供している病院
- 地域の医療従事者に対して研修を行っている病院
よりよい医療を受けるために「かかりつけ医」からの情報源
― 「紹介状」での受診を ―
日常の健康管理はお近くの「かかりつけ医」でおこなっていただき、専門的な検査や手術、入院治療が必要な際には、かかりつけ医からの「紹介状(診療情報提供書)」をご持参し受診してください。
紹介状は、かかりつけ医から当院へ、当院からかかりつけ医へと患者さんの病状や検査結果などの診療情報を共有することで、1つの病院による「自己完結型」診療ではなく、地域の医療機関の先生方との共同による「地域完結型」診療を行うための大切な情報源になります。
紹介状をお持ちでない場合は、別途選定療養費をご負担いただくことになりますのでご了承ください。
地域医療支援病院としての役割を推進するために
さらなる地域完結型の医療連携を深めるために、当院では次のような活動に尽力してまいります。
- 紹介外来の整備とともに当院の施設および設備をご利用いただく共同診療を推進してまいります。
- 時間外、休日、夜間の救急医療体制をこれまで以上に充実させてまいります。
- 研修会、勉強会を積極的に開催し、病病、病診連携の強化に努めてまいります。
地域の医療・福祉連携に対する当院の取り組みへ何卒ご理解とご協力をお願いいたします。
地域周産期母子医療センター
平成19年より地域周産期母子医療センターに指定されています。MFICU(母体胎児集中治療室)とNICU(新生児集中治療室)およびGCU(新生児治療回復室)を一体的に配置し、ハイリスク妊娠や緊急時にも24時間迅速に対応できる体制を整備しており、また、母乳育児支援や産後ケアにも力をいれ、退院後も母子の絆を深めるための支援を継続しています。
大阪府がん診療拠点病院
平成21年より「大阪府がん診療拠点病院」に指定されており、外科手術、放射線治療、化学療法を組み合わせた集学的治療が可能なほか、がんに伴う痛みや苦しみを和らげる緩和ケアの提供にも力を入れています。
また、がん治療に関するお悩みや疑問には専門のがん相談員が対応し、患者さんやご家族に安心して治療を受けていただける環境整備に努めています。
がん医療
基幹型臨床研修病院
当院では、指導医の監督のもとに研修医(医師免許を取得した1年目、2年目の医師)が外来・病棟で診療を行っております。
医師には2年以上の臨床研修を実施することが義務付けられており、医師としての基本的な知識・手技などはこの期間に修得されるため、医師の教育において特に重要となっています。
臨床研修
卒後臨床研修評価機構認定病院
卒後臨床研修評価機構(JCEP)は、国民に対する医療の質の改善と向上をめざすため、臨床研修病院における研修プログラムの評価や人材育成などを行い、公益の増進に寄与することを目的として設立されたもので、第三者のサーベイヤーによる評価を行う機関です。
日本医療機能評価機構認定病院
病院機能評価とは、病院の質改善を目的とした第三者評価であり、医療・ケアの提供体制や病院の組織体制を中立的、科学的・専門的な見地から行われる評価です。当院では、1998(平成10)年に初回認定後、継続的な質改善に努めており、直近では2023(令和5)年に認定を更新しています。