当院は、昭和57年に開院し、地域の中核病院としての機能を果たしてきました。平成26年9月には全面建て替えを行い、病院機能を飛躍的に拡充させ、がん、救急、周産期を中心に高度急性期医療を実践しております。
がん医療においては、大阪府がん診療拠点病院として、手術、化学療法、放射線治療などを組み合わせた集学的治療の提供に加え、緩和ケア病棟を病院最上階に設置し、治療から終末期ケアまでを一貫して診療できる体制を整備しています。
また、2019年より手術支援ロボット“DaVinci”を導入し、現在では2台体制で11の部位においてロボット手術を実施し、患者さんの負担の少ない低侵襲医療を推進しております。
救急医療では、総合急病救急センターを中心に24時間365日の救急医療を実践し、年間10,000件以上の救急搬送の受け入れを行っています。また、心疾患にはハートコール、脳血管疾患には脳卒中コールを導入し、心疾患・脳血管疾患が疑われる患者さんの緊急受入れ体制を整備することで、一刻も早い治療を提供し、一日も早い社会復帰につながるよう努めています。
周産期分野では、平成19年に堺市で唯一の地域周産期母子医療センターの認定を受け、MFICU(母体胎児集中治療室)、NICU(新生児集中治療室)、GCU(新生児治療回復室)を設置し、ハイリスク妊婦から低出生体重児の受入れまでトータルサポートを展開しております。また、平成25年にはユニセフと世界保健機関(WHO)が提唱する「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」の認定を、令和5年には日本母乳の会「赤ちゃんにやさしいNICU(BFNICU)」の認定を受け、お母さんにも赤ちゃんにもやさしい病院であり続けるよう努めています。
また地域医療支援病院として毎年市民公開講座を実施し、中区保健センターと協働で健康に関する講座を定期的に開催し、地域の皆さまの健康増進・疾病予防を目的とした啓発活動も積極的に行っています。
今後とも、わたしたちベルランド総合病院は『愛の医療と福祉の実現』を理念に掲げ、あらゆる面で安心・安全で質の高い急性期医療を提供し、地域から最も信頼される病院を目指してまいります。
ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。