栄養管理室
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当院の給食は入院患者さんに安全・安心・おいしい食事を提供するために、院外調理センター ベルキッチンより「ニュークックチル」による食事を提供しています。
ベルキッチンより配送された食事を3℃以下に温度管理した状態で、喫食直前に再加熱カートで再加熱して提供します。徹底した温度管理により、食中毒などの危険を回避し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供することができます。

「ニュークックチル」とは
材料を下処理し、加熱調理したあと0~3℃まで急速に冷却して保管を行い、食べる直前に再加熱をする調理法です。
加熱調理してから5日間の冷蔵保管が可能で、1日を通して計画的に調理を行うことができるため、多種多様な病院給食において衛生管理の行き届いた安全な給食の提供と適時適温給食が可能となります。また、非常災害時の給食の確保という面でも役立ちます。
患者さんのもとへ食事が届くまで

食事は1日3便ベルキッチンから運搬されます。
トラックは環境にやさしいガス燃料車で、冷蔵車となっています。

トラック内は3℃で管理され、衛生に配慮されて配送されています。

トラックが到着すると、サテライトスタッフによって食事はカート室へ運ばれます。

カート室内は低温で管理されています。食数の確認などの検品作業後、食事は再加熱カート(シャトル)に保管されます。

加熱までは3℃で管理され、食事時間に合わせてタイマーが自動的に作動し、温かい料理のみが加熱されます。

食事時間になると、再加熱カートは専用エレベーターで各階へ運搬されます。
行事食・一般職一例




食種形態
嚥下開始食

お茶ゼリー
嚥下調整Ⅰ
粥ゼリー、みそスープゼリー


嚥下調整Ⅱ

すべてゼリー状
嚥下調整Ⅲ

主食:5分粥ペーストとろみ
副食:ペーストとろみ
嚥下調整Ⅳ

主食:パン粥ムース・5分粥・全粥
副食:ムース状のおかず
軟菜・各特別食軟菜
主食:ご飯・軟飯・全粥・5分粥(その他摂取量低下の方用に温うどん・冷ソーメン)
副食:
(1)ペーストとろみ
(2)きざみとろみ
(3)きざみ
(4)一口大とろみ
(5)一口大
(6)形



当院では、患者さんの嚥下機能に応じた適切な食事形態を提供できるよう、嚥下検査などの嚥下機能評価にも力を入れております。
個別対応について
アレルギーや食欲不振など、症状に応じた食事の提供をさせていただきます。また、栄養補助食品の対応も行っております。
