ごあいさつ
当院では、2013年4月1日から回復期リハビリテーション病棟(回復期リハ病棟)の運用を開始しました。
法人の理念である「愛の医療と福祉の実現」に沿った「やさしい・ていねい・あったかい」医療の実現や、自宅・社会復帰を目標とした質の高いケア、リハビリテーションの提供を心掛けております。
医師・看護師・介護福祉士・医療ソーシャルワーカー(MSW)・専従のリハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)は当然ながら、管理栄養士、歯科衛生士、さらに地域のケアマネジャーや 介護スタッフとも協力し、在宅生活への橋渡しをおこなっています。
回復期リハビリテーション病棟とは?
脳血管疾患または大腿骨頸部骨折等の患者さまに対して、ADL能力の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。
病棟には専従の医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー(MSW)がチームとなってさまざまなサービスを提供いたします。
対象疾患
- 脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)などの脳血管疾患や脊髄損傷、頭部外傷
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折または2肢以上の多発骨折
- 外科手術後または肺炎などの治療時の安静による廃用症候群
- 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経筋または靱帯損傷
- 股関節または膝関節の置換術後の状態
特徴
- 日曜日や祝日、年末年始も含めて365日リハビリを実施いたします
- 1人あたり1日平均2時間以上(最大3時間まで)のリハビリを提供いたします
1人あたりの1日の平均リハビリ時間:2.2時間(2022年度実績)
- 歩行支援ロボットや各種電気刺激装置、免荷機能付歩行器など
最新の機器を取り入れたリハビリを実施いたします
- 個別性を重視した家族指導や退院指導を行っています
- 定期的に病状やリハビリの進捗状況を説明し、目標を共有しています
チームスタッフ
医師(Doctor)
役割
・医学的管理
・治療法の選択
・チームの統括
・方針決定
一言コメント
困ったことや気になることは、気軽に・いつでも・誰にでも話してください。
みんなでリハビリをやっていきましょう。
看護師(Nurse)
役割
・二次的合併症の早期発見・予防
・日常生活のケア
・患者・家族指導
一言コメント
患者さん、ご家族様が安心して自分らしい生活を送れるように専門知識を持って支援します。
介護福祉士(Care Worker)
役割
・日常生活のケア
・病棟レクリエーションやアクティビティの企画・実践
一言コメント
深い洞察力を持ち、根拠に基づいた介護を実施します。
理学療法士(Physical Therapist)
役割
・基本動作能力の評価及び訓練
・ADL訓練、補助具・家屋改修の提案
・患者・家族指導
一言コメント
身体機能を最大限に回復できるように日々のリハビリをサポートしていきます。
作業療法士(Occupational Therapist)
役割
・応用的動作能力の評価および訓練
・ADL・IADL訓練
・補助具・家屋改修の提案
・患者・家族指導
一言コメント
新たな生活のスタートに向けて、生活行為の練習などをさせていただきます。
言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)
役割
・言語・摂食嚥下・高次脳機能の評価および訓練
・患者・家族指導
一言コメント
コミュニケーションや飲み込みの練習を楽しく一緒に頑張りましょう!
医療ソーシャルワーカー(Medical Social Worker)
役割
・社会福祉制度の申請や利用についての案内
・施設入所や病院転院についての相談
・生活における不安や悩みの相談
一言コメント
日常生活やこれからの将来のことなど、ご不安があればお話を伺い支援させていただきます。
施設基準など
- 回復期リハビリテーション病棟入院料1
- 疾患別リハビリテーション料(脳血管疾患Ⅰ、 廃用症候群Ⅰ、運動器Ⅰ、呼吸器Ⅰ)
- 脳卒中地域連携パス 連携病院(泉州版、和歌山版)
- 大腿骨頚部骨折地域連携パス 連携病院(泉州版、和歌山版)
病棟設備など
- 病床数 42床 (うち個室6床)
- デイルーム (食事スペース兼用)
- 機能訓練室(病棟内リハビリ室、約75㎡)
- 介助浴室(リフト設置、一般浴室兼用)
- 機械浴室
- リハビリテーション室(3階、約420㎡)