カリキュラム
最先端の知識と技術を、専門性が高く経験豊かな現場の講師から学ぶ
基礎分野は大学教授・准教授級の外部講師陣から学び、臨床での看護実践方法は現役医師や認定看護師・専門看護師、特定行為研修を修了した看護師など、
第一線で活躍する医療従事者が指導。最先端の医療と看護の実際について講義・演習で学び、臨地実習で経験します。
01 カリキュラム 演習
実践能力を育む
豊富なシミュレーション教材と各看護分野に即した多彩な実習室で実践能力育成を強化しています。
02 カリキュラム 臨地実習
地域のあらゆる場で実践される看護を学ぶ
いのちと生活を護る看護は、あらゆる世代、地域のあらゆる場で必要とされています。本校では、法人のトータルヘルスケアシステムにある病院や高齢者施設、訪問看護など豊富な実習施設で実習ができるだけではなく、地域の企業や学校、事業所など幅広いフィールドでの実習も行っています。人々の生活を大切に、状況を見極めながら価値観に寄り添りそう看護の実践者を育成します。
実習施設一覧
地域のトータルヘルスケアシステムを学べる豊富な実習施設
地域包括支援センター
- 阪南市尾崎・東鳥取 地域包括支援センター
- 堺市中第3地域包括支援センター
- 堺市各保健センター
介護
生活支援 介護予防
- ふちゅう訪問看護ステーション
- ベルシャンテ訪問看護ステーション
- ベルアンサンブル訪問看護ステーション
- 他、法人外訪問看護ステーション
- 大阪府助産師会産前産後ケアセンター
- ウイメンズセンター大阪
- 地域活動支援センター
- 重度心身障害児放課後等デイサービス
- 児童発達支援放課後等デイサービス
- 障害者支援施設
- 障害者福祉施設など
学校
- 他、保育園、中学、高校、大学など
企業
科目表(総単位数:143単位)
ヘルスプロモーションの基本となるもの
内容 | ねらい | 単位 |
---|---|---|
人を知る | 人のライフサイクルの理解、人体の構造と機能、心理学や行動科学など、身体的・心理的・社会的・スピリチュアル的に統合し理解するために必要な知識を習得する。 | 12 |
ヘルスプロモーション の基盤 |
ヘルスプロモーションの捉え方、歴史と変遷について学ぶとともに、看護の基盤としても必要な主要概念、看護共通の理論について理解し、看護師育成の礎とする。 | 6 |
ヘルスプロモーションを 支える技術 |
あらゆるライフサイクル・健康状態・生活の場においても対象のヘルスプロモーションを支えるために必要な技術を安全に実施するための思考プロセスや臨床判断能力を習得する。 | 10 |
ヘルスプロモーションの5つの活動
内容 | ねらい | 単位 | |
---|---|---|---|
ヘルス サービスの 方向転換 |
病とともに生きる | ヘルスサービスの方向転換の元となる疾病構造の変化、疾病の成り立ちと回復の促進を理解し看護実践につなげる。 | 16 |
健康増進・予防的保健行動 | ライフサイクルの理解や地域で生活する人の成長と発達を健康的に支援するために必要な健康増進・予防的保健行動の知識と実際について、演習を通して理解する。 | 5 | |
病気回避行動 | 現時点では健康破たんをきたしていないが、機能低下により健康を維持しづらくなってきた人の健康を支援し、健康障害(病気)に移行することを回避する看護について学ぶ。 | 3 | |
病気対処行動 | 医療・保健・福祉の支援を受けながらヘルスプロモーションを支える看護を実践するために必要な看護の基本について、形態機能別に看護の実際を学ぶ。 | 18 | |
最善の生を支える | ヘルスプロモーションの考え方に基づき、最期までその人らしく生きるというヘルスプロモーションの概念に準じ、健康状態の終末期(ターミナル)に限定せず、看護について学ぶ。 | 3 | |
個人技術の開発 | 看護の対象になる人にとって健康を増進するために必要な能力の開発に焦点をあてる。 | 7 | |
地域活動の強化 | 個人のヘルスプロモーションを高めるためには、個人の活動だけではなく地域の活動を強化することが必要であり、自助・互助・共助の考えに基づき理解する。 | 6 | |
健康的な公共政策づくり | 個人の活動と地域の活動を支援するために必要な公共政策について理解する。 | 3 | |
健康を支援する環境づくり | 環境は、個人・集団・地域の健康に影響を及ぼし、健康格差を作り出す要因となる。個人・集団・地域のヘルスプロモーションを支えるために、それらを取り巻く環境づくりの視点を育成する。 | 8 |
キャリア支援
内容 | ねらい | 単位 |
---|---|---|
キャリア支援 | 看護師キャリア発達に向けて必要と考える能力を育成する分野である。ICT教育および活用、後輩育成支援の能力を養うため、異学年教育を科目として新設し、ソーシャルスキル全般の成長を望む。また、高度専門士として求められる実践能力を育成する臨床看護の実践1・2・3の科目と看護現象学を新設。そして、研究1・2・3を継続して履修することにより看護を探究する姿勢と論理的表現を身につけ、大学院進学も視野に入れた専門職キャリア形成を支援する。 | 19 |
臨地実習
内容 | ねらい | 単位 |
---|---|---|
実習 | 1年次の生活援助技術実習で、対象者の日常生活を支える援助の必要性を見出し実践する。 2年次は、健康増進行動・予防的保健行動を支援するための地域における対象の生活のあり方を学ぶ実習と、看護過程展開能力・臨床判断能力の「気づき」をもとに科学的に解決する思考と実践力を身につける実習を行う。 3年次は、病気回避行動および病気対処行動・最善の生を支える看護実践についての健康課題を明確にして、ヘルスプロモーションの視点で看護できる基礎的能力を養う実習を行う。 4年次は、病気対処行動を支える看護といのちの誕生を支える看護の実習や多職種連携・多重課題・チームで課題を解決する実習を行う。また、統合実習1・2として、あらゆるライフサイクル・健康状態・生活の場における看護について統合した理解を深め看護学生最後の実習として実践力強化をめざす。 |
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科目ピックアップ
地域包括ケア1
人が「暮らす」こととは何か、「生活する」とは何かを学び、住み慣れた地域でその人らしく生活するために何が必要かを考えていきます。
また、暮らしのフィールドである地域に目を向け、地域の独自性や地域がもつ課題を分析するために必要な知識を学びます。
情報リテラシー
日常的SNSに触れる世代だからこそ、正しいスキルを学び、倫理観を身につけ、看護を学ぶ初学者としての情報の活かし方、守り方を考える機会になるよう取り組んでいます。
ヘルスプロモーション基盤1
その人と共に健康について考え、支え、その人らしい暮らしを守るために看護ができることを考える基盤を作ります。
ヘルスプロモーション基盤2-1
保健医療福祉に関連する制度を「ヘルスプロモーションを支える制度」という視点で学ぶことで、国民の健康状態や国の保健医療福祉動向の現状と関連付けて理解することができます。また、これらの知識をベースに、対象に必要な看護を考える力が身につきます。