「母乳育児を 今 考える」 ~第23回おっぱい・子育て おおさかフォーラム~

NEWS

今回、第23回おっぱい子育てフォーラムで講演をさせていただきました。このフォーラムは、毎年大阪府下のBFH施設が持ち回りで開催しています。コロナ禍で2年ぶりに開催が決定しました。本来は各々の施設が主体で開催しますが、大阪母乳の会が主催で開催しています。さて、みなさんはご存知でしょうか。こどもを産み育てる妊産婦の現状は複雑となり、子育てをしていく上で産み育てる母親は“育児の困難感や孤立感、育てにくさを感じる”ことが指摘されています。今回その現状を、母乳育児支援を通してなにか考えることができないだろうか。と部署の取り組みを紹介するお話をさせていただきました。参加者の方々には、共感を持って頂け、講演して良かったと安心しました。
“母乳育児”とは言ってもイメージや考えはさまざまです。自由であっていいと思います。ただ、私たちが大切にしたいことは“おかあさんとお子さまのつながり”です。これからも“つながり大切に”母乳育児が届けられるようにスタッフと一緒に母乳育児支援活動に繋げていきたいと思います。母乳育児支援の講演がさまざま開催されています。 みなさまもぜひご参加ください。

*「あかちゃんにやさしい病院」(Baby Friendly Hospital)とは
”一人でも多くの母と子に母乳で育てられる幸せを”
1989年3月 WHO・ユニセフは、「母乳育児の保護、促進、そして支援」するために、産科施設は特別な役割を持っている。という共同声明を発表しました。世界のすべての国のすべての産科施設に対して「母乳育児成功のための10カ条」を守ることを呼びかけました。母乳育児成功のための基準は、WHOとユニセフによって、世界のすべての病院に広く紹介されています。
WHO・ユニセフは、「母乳育児を成功させるための10カ条」を長期にわたって尊守し、実践する産科施設を「赤ちゃんにやさしい病院」として認定することになりました。現在、日本国内では66施設が認定されています。 (2021年10月現在)

2022.6.11
投稿者:南4病棟・MFICU 冨田 正美

タイトルとURLをコピーしました