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整形外科

[お知らせ]診療体制変更のお知らせ H29.6  

現在外傷はもとより、関節疾患と骨軟部腫瘍を重点的に対応しています。外傷とは言え、昨今の急速な高齢化により、大半を占める合併症を持つ高齢の救急患者さんには全身状態を見極め、各科の協力を得ながら適切な早期の手術を行うことで、最大限の治療効果をあげることを目指しています。また地域のリハビリ専門、および回復期型の病院、さらには在宅のケアとも連携し、当院の看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーとともに可能な限りもとの生活に戻っていただくことを目指しています。
何より府中病院にかかってよかったと思っていただけるよう、一同全力をあげて診療に取り組ませていただきます。

2017年4月から改めて府中病院の整形外科は、大阪市立大学整形外科医局との連携を再び深めることとなり、部長以下の常勤4名での診療体制が開始することになりました。

当院では大阪市立大学医局および関連施設との密接な連携ができるという強みを最大限発揮することができるとともに、地域の病院、開業医の先生方と以前にも増して連携して行きたいと考えています。


● 日本整形外科学会専門医研修施設

 

診療内容

整形外科は骨、関節、筋肉、腱、靭帯、神経などを扱う診療科です。
具体的には以下のような骨関節の外傷、首・腰など背骨(脊椎)の疾患、膝・肩など関節の疾患、およびそれらから発生する腫瘍や炎症病変を対象としています。また近年増加する骨粗鬆症の治療に対しましては適切な診断と薬の選択を行い地域連携、かかりつけ医の紹介へと繋げています。

骨関節筋肉の外傷

外傷はご存知のように交通事故や転倒転落、運動などにより無理な力が体の一部にかかることにより発生します。骨折脱臼靭帯/筋肉などの損傷などをいいます。最近高齢者の骨粗鬆症に伴う手関節周囲、胸椎や腰椎(背骨)、股関節周囲の骨折の頻度が高く、寝たきりの原因ともなっています。早期に手術などの治療を行うことによって寝たきりになることを防ぐことが可能です。当院では高齢者以外の人においても、可能な限り速やかな社会復帰を目指す積極的な治療を心掛けています。

脱臼は関節がはずれることを意味し、早期に元の状態にもどす(整復する)必要があります。いわゆる捻挫すなわち靭帯損傷はスポーツ外傷に多く、足首や膝の靭帯によくみられます。骨折に比べ軽く思われがちですが、不十分な治療では何度も同じ怪我の原因になったり、数年の経過で関節の老化が早まったりすることがあるので的確な治療が必要です。膝の外傷では低侵襲の関節鏡(内視鏡)による治療を積極的にとりいれています。

 

関節疾患

関節疾患には変形性関節症(加齢により関節の軟骨が擦り減る病気)やリウマチ、いわゆる五十肩、外反母趾などが多く、特に膝や肩の関節痛を訴えて受診される方が多いようです。なかでも膝の変形性関節症は加齢とともに最もよくみられる関節疾患です。膝の内側の軟骨摩耗しや半月板が断裂し、徐々にO脚になっていきます。抗炎症剤(ステロイド)や軟骨の滑りをよくする注射(ヒアルロン酸系関節注射薬)などで治療します。症例によっては膝関節の滑膜という水を産生する膜を切除することで症状を軽快させることが可能な場合があります。さらに症状の改善が診られない場合は脛骨(膝関節の下側の骨)を切って下肢のアライメントを治す手術や人工関節に置き換える手術が必要となります。

 

関節リウマチ、リウマチ類似疾患

当院にはリウマチ・膠原病科があり、薬物療法に関しましては基本内科でお願いしている状態です。ただし病態や病期においては手術が必要となることがあります。特に歩行障害を来すような変形病態については除痛と機能改善を目的とした手術を行っています。

 

腫瘍および腫瘍類似疾患

整形外科領域で扱う腫瘍は首以下の四肢体幹に発生する臓器発生では無い腫瘍性病変です。但し皮膚、乳腺組織、外陰部は除きます。つまり骨腫瘍軟部組織腫瘍です。

どちらも悪性腫瘍は全腫瘍の約1%程度と希ですが、大きくても良性のものと、小さくても悪性のものがあります。

前者骨の代表疾患は良性では骨の外に突き出る外骨腫、骨の中にできる骨嚢腫や内軟骨腫や骨巨細胞腫などが頻度的に高いようです。悪性腫瘍では骨肉腫や軟骨肉腫などがあります。軟部発生の後者は皮下組織、血管、神経、筋肉などの柔らかい組織から発生する腫瘍(できもの)です。良性では類表皮嚢腫(アテローム)や脂肪腫、神経鞘腫、血管腫、腱鞘巨細胞腫など。悪性は脂肪肉腫、平滑筋肉腫、滑膜肉腫などがあります。腫瘍性病変には問診から始まる診察が大切です。ついでレントゲンや超音波検査、CT、MRIなどの画像診断へと進みます。その次に症例によって必要となるのは病理診断です。これは組織を採取する侵襲的(体に専用の針を用いて採取や、メスで少しだけ切って腫瘍組織を採取する手術)検査が必要になる場合があります。

良性腫瘍でも切除が必要な場合と経過を診ているだけで良い病態があります。

悪性の骨腫瘍や軟部腫瘍の種類や病態によっては、抗がん剤治療が必要となることもあります。

以上のような症状でお困りの方は近隣のかかりつけ医に相談の上、紹介状を持って受診していただきますようお願いいたします。

日本整形外科学会ホームページ(骨軟部腫瘍)
https://www.joa.or.jp/public/bone/index.html[※注・別のウインドウが開きます]

 

脊椎疾患

脊椎疾患は主に首(頚椎)と腰(腰椎)に多く見られます。
頚椎が悪くなると腕や手のしびれ・痛みが発生し、病状が進行すると箸が持ちにくい、歩きにくいなどの症状が現れます。こうなると手術が必要です。
腰痛はきわめてポピュラーな疾患です。腰痛だけの場合は安静や薬といった治療のみでかなりの方に症状の改善が見られます。しかしお尻や足にひびくような痛み・しびれや、少し歩くと足の裏がしびれ、腰から下がだるくなって座り込んでしまう、といったような症状があると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など下肢を支配する神経が圧迫されている病気の可能性が高くなります。この場合には硬膜外注射という治療により、症状をやわらげることがあります。保存治療で改善が診られない場合、ヘルニアなど神経圧迫原因を取り除く手術が必要となることもあります。正確な診断を下し適切な手術を行えば症状の改善が見込めます。

※現在、脊椎疾患の手術に関しましては適宜紹介させていただいています。

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