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循環器内科

「愛の医療と福祉の実現」を病院全体の使命に掲げ、ベストキュア(最適の治療)、ベストケア(最適の心配り)、ベストパートナーシップ(最高のパートナーシップ)を実践することでパートナー(患者さん)にとって最も頼りがいのある医療チームとなるべく、常にパートナーの側に身を置いた「ぬくもりのある医療(笑顔、挨拶、思いやり)」を心掛けています。これは医師のみならず看護師・薬剤師・栄養士・事務職員などのコメディカル全職種との共同作業のうえに成り立つものです。パートナーの診療にかかわる全職種を挙げて、「パートナーにとってのベスト」を追い求め続けるチームを目指し、皆で日々努力しています。

 

循環器内科のモットーとして「バランスのとれた診療活動、教育活動、学会活動の実践による良質な医療の提供」を掲げ、スタッフ一同365日24時間体制で循環器疾患の診療に従事しています。
診療活動に関しては標準的でより上質な医療を提供すべくクリニカルパスの整備充実に力を注いでおります。最新のガイドラインに則った無理無駄のない診療計画に基づいた質の高い医療の提供を心掛けています。また、虚血性心疾患の治療の主体であるカテーテル治療につきましては、例年3割強がいわゆる急性冠症候群(不安定狭心症や急性心筋梗塞症)に対する緊急治療であり、和泉市を中心とした泉州医療圏における当院の基幹救急医療施設として位置づけと、充実した救急医療体制を示すものと自負しています。
さらに病診連携の充実ため、近隣の医療施設との勉強会(府中循環器セミナー)を年2回定期的に開催しています。本セミナーは近隣施設からのご紹介例のケースプレゼンテーションによる症例検討会と最近の循環器科疾患の話題をテーマにしたミニレクチャーの構成で、大阪府医師会生涯研修に指定されています。
教育活動については平成16年度から新臨床研修制度が開始となり、当科でも1年次の内科一般および循環器科研修(必修)と2年次の循環器科研修(選択性)を担当し、臨床研修医の先生方に対する教育活動の一翼を担っています。また大阪市立大学の医学部学生の院外実習の受け入れも定期的に継続しています。
学会活動にも力を注いでいます。日本循環器学会・日本心臓病学会などの国内の主要学会のみならず、海外の国際学会にも演題発表を行っています。

 

● 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
● 日本心血管インターベンション治療学会認定研修関連施設
● 日本高血圧学会専門医認定施設
● 日本内科学会教育病院
● 日本循環器学会IT/Database委員会実施「2015年度循環器疾患診療実態調査」参加施設
 

診療内容

当院では虚血性心疾患を始め弁膜症、心筋症、不整脈、肺塞栓症や大動脈・末梢動脈疾患など一般的な循環器治療に加え、以下のような専門性の高い治療を行い患者さんの診療に万全を尽くします。


心臓カテーテル検査・経皮経管的冠動脈形成術(冠動脈インターベンション)

当院では平成4年の心臓カテーテル検査開始から20年を超え、最近では毎年600-700例前後の心臓カテーテル検査、200例前後の冠動脈・下肢のカテーテル治療を行っています。最近の虚血性心疾患を始めとする心臓病に対する診断法・治療法の進歩は目覚しいものがあります。侵襲的検査のイメージが強い心臓カテーテル検査も人口の高齢化と心臓カテーテル技術の向上に伴い、徐々に高齢者への適応が拡大しています。最近では当院カテーテル検査を施行された患者さんの30%程度が 75歳以上、15%程度が80歳以上の高齢者です。 平成16年8月から本邦でも認可された薬剤溶出性ステントは、カテーテル治療後の再狭窄による再治療の必要性を大きく減じることができました。長期的には遅発性の血栓症など、なお克服すべき点もありますが、当院でも慢性期(6-12ヶ月後)の再治療率は 10%前後で、カテーテル治療の成績向上に寄与しています。


経皮経管的下肢動脈形成術

閉塞性動脈硬化症(下肢の血管が動脈硬化を起こして、細くなり血管が閉塞する病気)に対するカテーテル治療法です。人口の高齢化や、食生活・生活習慣の欧米化により近年本邦でも増加しています。最近、以下のような症状にお気づきになったことはありませんか?

  •  ・坂道や階段・長い距離を歩いた時に、下肢の痛み(こむらの張った感じ)がある。
  •  ・下肢のしびれや冷感(冷えた感じ)がある。

単純な下肢の病気ではありません。心臓の動脈硬化にも注意が必要で、3人に1人に狭心症や心筋梗塞が見つかると言われています。当院ではこの下肢の動脈硬化の治療にも最近力を注いでいます。検査は簡単です。ぜひお気軽に当院循環器科医師にご相談ください。
 

永久ペースメーカ植え込み術

徐脈性不整脈(脈が少なくなる病気)に対する治療です。
洞不全症候群や房室ブロック等の徐脈性不整脈で症状(失神や低拍出による易疲労感など)を伴う例ではペースメーカ手術が必要になります。
当院では緊急対応の一時的ペースメーカ手術や永久ペースメーカ植え込み手術などのペースメーカ手術も行っています。手術後も「ペースメーカ専門外来」にご通院いただき、定期的にペースメーカの管理をしています。
 

大動脈内バルーンパンピング(IABP)・経皮的心肺補助(PCPS)

急性心筋梗塞症や重症心不全をはじめ心臓のポンプ機能が著しく低下した状態に対しては強心剤や利尿剤などの薬剤治療のみでは限界があります。場合によっては心停止に至る可能性も有り、一刻を争う状態で大動脈内バルーンパンピング(IABP)や経皮的人工心肺(PCPS)の補助循環装置を使用し、全身への血液循環を維持する必要があります。
当院では、補助循環による循環管理が必要な重症症例に対しても、医師・看護師・臨床工学士が連携して治療にあたり救命に向けて全力を尽くします。
 

新しい検査・治療

<冠動脈CT検査>

平成22年2月から64列マルチスライスCT(シーメンス社製)が導入され、造影CTによる冠動脈病変の診断が可能となりました。造影剤を必要とするものの、患者さんへの侵襲が少なく、狭心症を始めとする虚血性心疾患の診断に大きな威力を発揮しています。核医学検査や運動負荷検査(負荷心エコー)と共に、狭心症診断の3本柱と考えています。

 

<冠動脈の心エコーによる描出・評価 >

従来、冠動脈の心臓エコー図による描出は困難とされてきましたが心臓超音波装置の著しい進歩に伴い、徐々に冠動脈血流の評価が可能となって参りました。府中病院では心臓超音波検査での冠動脈血流の評価を臨床の場にいち早く取り入れ、その成果は臨床研究として米国を始めとした国際学会でも多数採択され、高い評価を得ています。現状では左前下行枝の血流評価が中心で、左回旋枝や右冠動脈の血流評価はなお困難で、臨床応用に制限はあるものの、さらなる超音波装置の改良により将来の冠動脈疾患の非侵襲的検査として期待される検査です。

 

<リアルタイム3D心エコー検査法 >

心臓の複雑な病変を的確に診断するため3次元(3D)心エコー図法が長年研究されてきました。循環器内科では最新のリアルタイム3Dエコー装置を導入し新しい心エコ-図診断に取り組んでいます。断層像を「自分の頭の中で」立体像に置き換えるには熟練が必要ですが、リアルタイム3Dエコー図法は瞬時に心臓の立体像が表示でき、より実用的であらゆる心疾患への応用が期待されます。

3Dエコー図法は、心臓の解剖や病変を立体拍動のままで表示し、より正確な病態の評価を可能にします。心臓のリアルタイム3D解析により虚血性心疾患の容積や心機能、壁運動や形態の異常、さらには負荷心エコー法への応用が報告されています。弁膜症では僧帽弁形成術に際し、逸脱弁の立体的診断に3Dエコー図法が用いられます。心腔内腫瘍や血栓などの全体像の診断、経過観察への応用、成人や小児の複雑な先天性心疾患の立体構造の把握に有用な検査法です。最新の手法を用いて、より質の高い診断と治療が可能です。

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